2025年12月、東京・赤坂の個室サウナで発生した火事により、利用していた30代の男女2人が死亡する痛ましい事故が起きました。
その後の捜査関係者への取材で、サウナ室のドアノブが内外ともに外れ、中から出られない状態だった可能性や、非常用ボタンが押された形跡があったことが新たに判明しています。
当記事では、「赤坂 個室サウナ 死亡事故」の概要とともに、ドアノブ脱落や非常用ボタンの問題、そして個室サウナの安全性について整理します。
赤坂の個室サウナで何が起きたのか
事故が起きたのは、12月15日正午過ぎ、港区赤坂にある個室サウナ施設です。
この火事により、サウナ室内の座席や壁が焦げる被害が確認され、利用していた30代の男女2人がその場で死亡しました。
現場には燃えたタオルが残されていたことが分かっており、警視庁は火事の発生状況と、死亡との関連について慎重に調べています。
密閉性の高い個室サウナという空間で起きた火災であった点が、今回の事故の深刻さを際立たせています。
ドアノブが内外ともに脱落
捜査関係者によると、2人が発見された際、サウナ室に出入りする扉のドアノブが内側・外側の両方とも外れていたことが新たに分かりました。
この状態では、
・サウナ室の中から扉を開けることができない
・外部からも通常の方法では開扉が困難
といった事態に陥る可能性があります。
警視庁は、2人がサウナ室内に閉じ込められた可能性も含め、ドアノブが外れた原因や経緯について詳しく調査を進めています。
出火原因は？
現時点で、火事の正確な出火原因は判明していません。
警視庁は15日、現場検証を行い、出火と2人の死亡との関連を重点的に調べています。
特に注目されているのは、
・サウナ室内で何が燃えたのか
・火がどこから広がったのか
・ドアが開けられない状況が、被害を拡大させた可能性
といった点です。
また、サウナ室内には非常用ボタンが設置されており、押されたような形跡があったとされていますが、実際に作動したかどうかは分かっていません。
個室サウナは本当に安全なのか？
今回の赤坂個室サウナ死亡事故を受け、個室サウナの安全性に不安の声が広がっています。
個室サウナは、プライバシーが守られる一方で、
・密閉性が高い
・異変に周囲が気づきにくい
・非常設備が正常に機能しないと致命的
といったリスクも指摘されています。
非常用ボタンや扉の構造が、万が一の際に確実に機能するかという点は、今後、業界全体で改めて問われることになりそうです。
ネット上での反応と声
ネット上では、この事故について不安の声が相次いでいます。
・「ドアが開かない個室は怖すぎる」
・「非常用ボタンが作動しなかったなら意味がない」
・「個室サウナを利用するのが不安になった」
といった意見が多く見られ、サウナ利用者の安全意識が高まっています。
今回の事故は、単なる一施設の問題にとどまらず、社会的な関心を集めています。
まとめ
赤坂の個室サウナで起きた死亡事故は、
・ドアノブ脱落による閉じ込めの可能性
・非常用ボタンが機能しなかった可能性
・密閉空間での火災リスク
といった、複数の深刻な問題を浮き彫りにしました。
現時点では不明な点も多く、今後の警視庁の調査結果が待たれます。
この事故を教訓に、個室空間における安全対策の重要性が、利用者・事業者双方に改めて問われています。
続報にも引き続き注目が集まりそうです。
コメント